フルオーダージュエリーの製作事例をご紹介しております。 |
フルオーダーレポートVol.33
フルオーダーメイドジュエリー
ルースに合わせて1からデザインするフルオーダーメイド。
ちゃんとイメージ通りに仕上がるのだろうか?
スムーズにやり取りできるだろうか?
形が何もない常態から作っていくフルオーダーにはご心配も多いかと存じます。
今回は、スペサルティン(マンダリン)ガーネットでお作りしたフルオーダーリングをご紹介いたします。
【お客様(ご来店でのオーダー)のご依頼】
1.持っているルースでYGリングを作りたい。
2.唐草模様の透かしで幅広のリングにしたい。
このようなご要望がありました。
※フルオーダーのご相談は、セミオーダーなどと迷っている場合でもご相談いただけます。
※他店のルースでも検品して加工上問題がないものはジュエリーオーダー可能です。
【デザイン提案】
今回、ご来店でのデザインご提案で、唐草の透かし模様をいくつかご提案した後、
理想の唐草模様があるとの事を伺い、途中からデザインに組み込みました。
それがこちらの祭壇彫刻のアラ・パキスの下部の模様です。
指輪という小さな世界の中でどれだけ表現できるか、どう入れると表現できるかを実寸を確認しながらご提案。
後日、細かい装飾部分の調整を行いました。
【決定デザイン】
有機的で繊細で、生命力を感じるような唐草模様。
もともと、アラパキスのモチーフとしては、ユリなどの花をメインにあしらった唐草模様。
その形を指輪に合うように装飾を足したり引いたりしてリデザインをし、パターン化し、
新たに指輪の中で生まれ変わりました。
【加工・途中チェック】
専用ページで改めてご確認していただき、加工をスタート。
今回、新たに細かい加工に向いている、最新の切削機で形を造形しました。
造形の細かい部分まで、様々な角度からご確認を頂き、仕上げていきます。
【完成】
完成したリングがこちらです。
中石が際立ちつつ、細かく繊細なデザインを再現したリング。
かなりボリューム感があり、華やかですが、
透かし模様が一周入って、軽やかな躍動感も同居しています。
どの角度から見ても綺麗に見えるリングが出来上がりました。
K18YG、スペサルティンガーネット、ダイヤ リング
【デザイナーより】
華やかで細やかなデザインのリング。
精密な作りですので、模様を隅々までルーペで検品しているだけで、心が躍ってしまうような
リングが出来上がりました。
これからの季節にも、ファッションのポイントとしてとても映えそうです。
今まで機械を使っても積層痕が残ってしまったり、完全ハンドメイドだと難易度が高すぎて手で再現できない
部分が技術の進歩で可能になってきています。
それぞれのデザインに合った作り方で、イメージ通りのジュエリーになるようご提案してまいります。
是非一度フルオーダージュエリーを作ってみてはいかがでしょうか。
また、デザインライブでは、ルースの写真をそのまま使ってデザインをご提案致しますので、
遠方の方は是非お気軽にご相談くださいませ♪
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フルオーダーの流れが伝わりましたでしょうか。
かたちのないところから作り上げるフルオーダー
身に着けるお客様にとって一番のデザインになるようデザイナーも心がけております。
こちらのデザインを押し付けるようなことは一切致しませんのでご安心ください。
お気軽にご相談くださいませ。1