フルオーダージュエリーの製作事例をご紹介しております。 |
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フルオーダーレポートVol.34
フルオーダーメイドジュエリー
ルースに合わせて1からデザインするフルオーダーメイド。
ちゃんとイメージ通りに仕上がるのだろうか?
スムーズにやり取りできるだろうか?
形が何もない常態から作っていくフルオーダーにはご心配も多いかと存じます。
今回は、トルマリンでお作りしたフルオーダーペンダントトップをご紹介いたします。
【お客様(ご来店でのオーダー)のご依頼】
1.以前購入したルースでペンダントトップを作りたい。
2.蓮の花をモチーフにしたジュエリーにしたい。
このようなご要望がありました。
※フルオーダーのご相談は、セミオーダーなどと迷っている場合でもご相談いただけます。
【デザイン提案】
今回、ご来店でのご提案で、蓮の花を用いたデザインをいくつかご提案いたしました。
トルマリンの輝きが、水のように清らかに輝いておりましたので、豪華ながらも水の動きを意識したデザインをご提案。
【決定デザイン】
花開く力強さと繊細さを併せ持ったデザインに決定。
花は、わざと平面を重ねたような立体感少な目のデザインにし、オリエンタルな印象に。
それとは対照的に葉には奥行きを持たせ、
ローズカットダイヤを端に乗せることで、葉に溜まった水滴が
今にも落ちそうな「瞬間」を捉えたデザイン。
ローズカットのダイヤの部分は、お客様とデザイン提案中にお話しして最後に入れることになり、
その事によって、「動き」「瞬間」がポイントとなるデザインになりました。
【加工・途中チェック】
今回は、作りに関して全面的に任せていただきましたので、デザイナーの私と職人との間で、
確認・調整を繰り返し行いました。
葉の部分にはつや消し加工(マット加工)をすることで、蓮の葉の水をはじく質感を出し、
水滴のローズカットダイヤとのコントラストを出します。
また、つや消しの葉にタガネ彫りで葉脈を掘ることで、細かくキラッと光り、生命感が出ました。
また、石座もイエローゴールドなので、極力石の色に影響しないよう調整しました。
【完成】
完成したペンダントがこちらです。
トルマリンが水のようウルウルと揺れ、花が力強く咲き誇り、水滴が落ちるまさにその瞬間を捉えたデザイン。
煌めきが強く豪華ですが、
透かし 割り爪 タガネ彫り によって細かい繊細な印象もプラスされています。
遊び心のある立体感で、
身に着けることで、花と葉、トルマリンルースがそれぞれ揺れ動きます。
葉から滴る水滴がきらりと光る瞬間を切り取っただけでなく、
使うことで実際に動きを楽しめるハイジュエリーに仕上がりました。
K18YG、トルマリン、ダイヤ ペンダントトップ
【デザイナーより】
眩い煌めきを放つペンダントトップ。
立体感や動き、一瞬を捉えたこだわりのデザインです。
葉と花のコントラスト、ローズカットダイヤとラウンドダイヤの使い分け、
滴る一瞬の動きをとどめた形状、揺らすことで放つ細かい動き。
どれもコンセプトに「動き」「瞬間」というワードを大切にしているので、
それぞれのこだわりに統一感が出ます。
これからの季節、涼しげでみずみずしい蓮が、胸元でポイントとなりそうですね。
今回は、作りに関して完全にお任せいただきましたので、途中チェック等は行いませんでした。
デザイン画の時点で構造・技術面を考慮してご提案しておりますので、
デザイン画と違うものが上がることはございません。
勿論、今まで通りお客様途中チェックを重ねることもできますので、
お客様に合わせてご提案してまいります。
是非一度フルオーダージュエリーを作ってみてはいかがでしょうか。
また、デザインライブでは、ルースの写真をそのまま使ってデザインをご提案致しますので、
遠方の方は是非お気軽にご相談くださいませ♪
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フルオーダーの流れが伝わりましたでしょうか。
かたちのないところから作り上げるフルオーダー
身に着けるお客様にとって一番のデザインになるようデザイナーも心がけております。
こちらのデザインを押し付けるようなことは一切致しませんのでご安心ください。
お気軽にご相談くださいませ。1