フルオーダージュエリーの製作事例をご紹介しております。 |
フルオーダーレポートVol.37
フルオーダーメイドジュエリー
ルースに合わせて1からデザインするフルオーダーメイド。
ちゃんとイメージ通りに仕上がるのだろうか?
スムーズにやり取りできるだろうか?
形が何もない状態から作っていくフルオーダーにはご心配も多いかと存じます。
今回は、トルマリン(ルベライト)でお作りしたフルオーダーペンダントトップをご紹介いたします。
【お客様(ご来店でのオーダー)のご依頼】
1.以前作ったルベライトの薔薇リング(レポートvol.36)と似た雰囲気でペンダントトップを作りたい。
2.変形のルベライトなので、前回の薔薇に加え、石に合わせて動きのあるデザインにしたい。
3.ローズカットダイヤを使いたい。
このようなご要望がありました。
※フルオーダーのご相談は、セミオーダーなどと迷っている場合でもご相談いただけます。
【デザイン提案】
今回、ご来店でのご提案で、お持込のルースを拝見しながら、その場でデザインをご提案いたしました。
【デザインご提案中の様子】
今回は、前回のリングのデザインに合わせて、薔薇を描き、
石に動きがあるので、蔦(唐草)の様なモチーフを組み込むことになりました。
そのため、配置をメインに絵を動かしながら話し合い、形を決めていきました。
【決定デザイン】
膨らみ始めた蕾、今まさに花開こうとしている蕾、
咲きかけの花、力強く咲く大輪の薔薇。
生きた薔薇の躍動感を感じられるデザイン。
前回同様、ローズカットダイヤがポイントとなり、
煌めきの中にも透明感のある輝きが、コントラストを出しています。
今回は、個性的なカットのトルマリンをメインに、
蔦で動きを出し、繊細な躍動感が感じられます。
【加工・途中チェック】
今回は、作りに関して全面的に任せていただきましたので、デザイナーの私と職人との間で、
確認・調整を繰り返し行いました。
大胆に咲く花と細かい透かしやミル打ちのコントラスト。
重さのバランスなど、
細部の形状にこだわり、職人と調整を繰り返します。
【完成】
完成したペンダントトップがこちらです。
華やかに、生き生きと咲き誇る薔薇。
立体感のある薔薇の中に、ぎっしりと詰まったダイヤが
ゴージャスな印象です。
薔薇色のルベライトに、細かく彫留めされたラウンドダイヤ、
瑞々しく透明感のある輝きのローズカットダイヤがコントラストを生んでいます。
薔薇の花が成長し続けているような、躍動感が生まれたジュエリー。
変形のルースの良さを生かした薔薇のデザインに仕上がりました。
K18YG、トルマリン(ルベライト)、ダイヤ(ラウンド、ローズカット) ペンダントトップ
【デザイナーより】
薔薇の花と変形ルースの動きのある一体感にこだわったペンダントトップ。
お客様が、前回のリングのデザインを気に入ってくださり、同じ様にルベライトで薔薇とローズカットを使った
ペンダントをご所望でした。
お持込いただいた変形のルースを拝見し、その個性ある曲線のカットから、
前回とは違う、動きのあるデザインで決まりました。
こういった変形のルースは特に、石に合わせたデザインを1から作ると、石がより美しく生きてきます。
今回も、作りに関して完全にお任せいただきましたので、途中チェック等は行いませんでした。
デザイン画の時点で構造・技術面を考慮してご提案しておりますので、
デザイン画と違うものが上がることはございません。
勿論、今まで通りお客様途中チェックを重ねることもできますので、
お客様に合わせてご提案してまいります。
是非一度フルオーダージュエリーを作ってみてはいかがでしょうか。
また、デザインライブでは、ルースの写真をそのまま使ってデザインをご提案致しますので、
遠方の方は是非お気軽にご相談くださいませ♪
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フルオーダーの流れが伝わりましたでしょうか。
かたちのないところから作り上げるフルオーダー
身に着けるお客様にとって一番のデザインになるようデザイナーも心がけております。
こちらのデザインを押し付けるようなことは一切致しませんのでご安心ください。
お気軽にご相談くださいませ。1